« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »

2008年9月

2008.09.30

石川県立工業高等学校訪問

080930_1500「県工」こと、石川県立工業高等学校を訪問しました。

県工は、全日制が機械システム科、電気科、電子情報科、材料化学科、工芸科、テキスタイル工学科、デザイン科の7学科構成で、定時制は平成18年に募集停止をしており、現在4年生のみが在学しています。

工芸科は、県内の高等学校における工芸教育の専門なコースであり、制度教育として最も若い層に教育を行っています。そこで、本事業の参考にと、どのようなカリキュラムで教育がなされているのかを伺いに行きました。

県内の高校で工芸教育の専門コースを擁する高校には、ほかに輪島実業高等学校(輪実)がありますが、来年度から輪島高等学校と合併し、総合科化されますので、高校レベルでの専門的な工芸教育は県工が最後の砦となります。

工芸科長の鶴野俊哉先生に丁寧にご説明いただき、さらに各教室を案内していただきました。教室で作品に向っている生徒の姿を見て、とても羨ましく感じました。

1887年に創立された前身・金沢工業学校から続く歴史、素晴らしい講師陣と設備、生徒は豊かな教育環境のなかでじっくりと制作活動ができます。現在の工芸科だけでも25年の歴史があり、卒業生は1000人を数えます。

また県工は古くから東京藝大とのつながりが深く、構内のあちこちにある作品や胸像からその一端を垣間見ることができます。 

写真は初代校長・納富介次郎(のうとみかいじろう)先生の胸像です。納富先生はその業績から「工芸教育の父」と呼んでも差し支えないでしょう。

関係者のみなさま、訪問する機会を設けてくださり、ありがとうございました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.29

満員御礼!「地域再生人材育成シンポジウム2008」

080927_1310

9月27日(土)に「地域再生人材育成シンポジウム2008」が開催しました。

当日は天候にも恵まれ、定員120名を超える方々がご参加くださいました。

厚く御礼申し上げます。

 

本事業に関係するところでは、後半のパネルディスカッション「伝統工芸と地域再生 -成果と課題」で、本事業の1年間の取り組みをお話ししました。

また、加賀市山中温泉支所の荒谷係長より、山中での地域再生計画策定と計画認可後の現状を、本学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーの碇谷研究員からは能美市九谷再生ビジョンの内容をお話しいただきました。

パネリスト、会場のみなさまからいただいた議論を今後の事業運営に活かして参ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.25

「地域再生人材育成シンポジウム2008」のご案内

Sympo2008_2 9月27日(土)に、「地域再生人材育成シンポジウム2008」が開催されますので、ご案内いたします。

まだ、席がありますので、奮ってご参加ください。

日時:2008年9月27日(土) 
    13:00-17:00(開場12:30)

場所:金沢市文化ホール2階
    大集会室
    石川県金沢市高岡町15番1号
    TEL: 076-223-1221

 プログラムの詳細、申し込み方法はこちらをご覧ください

   ⇒ 「地域再生人材育成シンポジウム2008」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.24

『雪 古九谷』

Yuki_kokutani高田 宏 著
光文社 1987年

<帯より>

雪深い九谷の窯場で、若者太吉は、窯場奉行・後藤才次郎に目をかけられて、絵付けの修業に励んでいる。

才次郎には、“九谷の焼きものは天下一で、商売ものではない”との信念がある。

しかし、時代の流れは彼らの意図にさからって・・・

<一言>

古九谷は初期の九谷焼(1655-1710)で、加賀藩の支藩・大聖寺藩主の前田利治が家臣の後藤才次郎に命じて焼成させたものです。

高田宏さんは加賀市出身の作家で、現在は九谷焼美術館の館長も務められています。本書のところどころに山歩きや雪深い山奥の描写が出てきます。山中の方と話していると、昔の雪はいまでは想像できないほどの量だったとのことです。高田さんも雪山や子どもの頃の経験を基に書かれたのでしょうか。

この本は書下ろし小説として書かれたもので、Amazonのマーケット・プレイスで入手しました。現在は文庫本で入手できます。人物文庫、『雪古九谷』、735円。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.21

芝山さんの沈金教室

080920_1642

昨日の生産システム懇談会では、受講生のお一人で、沈金師の芝山佳範さんに沈金教室を開いてもらいました。

芝山さんの沈金教室は以前このブログでも取り上げたことがあります。⇒ 「沈金の魅力を伝える

芝山さんにこの教室をお願いしたのには、2つの意味があります。

1つは、最初の講演の話題が先進的な技術によるハードなコーティングだったので、それと対照的な内容として、伝統工芸の漆器の漆によるソフトなコーティングを扱おうと考えました。

もう1つは、生産システム懇談会は生産技術の専門家の集団で、とくに工作機械のNC化に最初の頃から尽力されてきた方が多いので、そういうエンジニアの方々にじっさいにご自身の手を動かしてもらい、伝統工芸の手わざの世界を実体験していただこうと考えたのです。

参加者のみなさんは大変熱心に手を動かされていました。

芝山さんには人数と時間の関係で、おそらく鑿(のみ)で彫るところで終わりそうなので、あとの色を摺り込む作業をお願いしていたのですが、多少時間を延長しましたら、全員色を摺り込むところまで終わりました。さすが、ものづくり集団です。

沈金で自分の作品に色をつける工程を目の前で見ていただくことができました。みなさん、自分の完成した作品を持って帰っていただけてよかったと思います。

輪島塗の加飾技法には蒔絵と沈金の2つがありますが、沈金のほうは蒔絵に比べてあまり知名度が高くありません。今回の教室では20名以上の方が「沈金」を体験したことになります。芝山さんのお人柄に触れられたことも加わり、沈金に興味をもっていただく端緒になればと期待しています。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.09.20

生産システム懇談会の来訪

080920_1426

首都圏のエンジニア集団である生産システム懇談会のみなさま19名をお迎えし、石川における現代の先進的なものづくり、伝統的なものづくりを紹介して、交流を深めました。

生産システム懇談会は、20年以上の歴史を有する、主に首都圏のエンジニアで構成された研究会です。今回、石川県で例会を開催するに当たり、本事業と共催とし、事業のアウトリーチ活動の場としました。

Seisannkon080920

プログラムは以下のとおりです。なお、講師の 瀧 真 さんは本学材料科学研究科のご出身でVBL研究員、講師などを努められました。また、沈金師の 芝山佳範 さんは本事業の受講生(1期生)の一人です。

  ж   ж   ж   ж   ж   ж   ж   ж

14:00 開会、会長及び担当幹事挨拶

14:10-15:10

講演 「ハードコーティングの現状とDLCの開発」

     (株)オンワード技研 研究開発室副室長 瀧 真 氏

<概要> オンワード技研の主要業務は、PVD(物理気相蒸着)、コーティング受託加工、コーティング装置販売、表面処理サービス、工具研削サービス等である。研究開発担当の瀧 氏に以下の内容でご講演いただく。

1)ハードコーティングについて(方法による違い、ビジネスモデル)
2)各種ハードコーティングの紹介(成膜方法)
3)応用例(工具用コーティングの変遷)
4)水素フリーDLCの開発

15:20-17:20

講演 「石川で伝統工芸と沈金を学ぶ」

     本学・知識科学研究科 緒方三郎
     輪島塗・沈金師      芝山佳範 氏   

<概要> 石川県の伝統工芸と本事業の概要について説明した後、参加者の伝統工芸への理解を深めるため、沈金師の芝山氏より直接指導を受ける沈金教室を開催する。

17:30 閉会

  ж   ж   ж   ж   ж   ж   ж   ж

瀧さんの講演では参加者から多くの質問があり、議論が深まりました。また、沈金教室では参加者に熱心に手を動かしていただき、沈金技法の一端を身体知レベルで体験していただきました。

閉会後は、宿泊先に移動し講師のお二方にも参加していただいて懇親会を開催し、交流を深めました。その後も、一部の部屋では午前3時過ぎまで、ものづくりや文化に関する熱い議論が続きました。

講師役の瀧さん、芝山さん、ありがとうございました。また、生産システム懇談会のみなさん、おつかれさまでした。熱い議論に加わってくださり、ありがとうございました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.18

伝統工芸MOTコース2期生決定!

2008年度の伝統工芸MOTコースの受講生が決定しました。

今年度は、定員の1.4倍の28名の方に受講していただき、新たなスタートを切りたいと思います。

業種別の人数を紹介します。括弧内は昨年の人数です。

山中漆器   7名(2)  山谷さん効果でしょうか coldsweats02

九谷焼    4名(3)

輪島塗    3名(1) 

加賀友禅   3名(0)

金沢箔    2名(1)

金沢仏壇  2名(0)

高岡漆器  1名(0)

その他民間  2名(5)

行政等    4名(9) ※能美市(九谷焼)2、山中1、高岡市1

計      28名(21)

 

2期生の特色はつぎのとおりです。

1)伝統工芸産業の業種の多様性が昨年より増したこと。
                      (4業種→7業種)

2)伝統工芸産業従事者の比率が昨年より増したこと。
                      (33%→75%)

3)ファッション業界の方が参加されていること。

4)隣県(高岡市)からの行政1名、事業者1名をオブザーバ
  参加者として迎えたこと。

5)昨年の当コースの経験者1名、産地MOT実践塾及び商品開発
  実践プロジェクトの経験者3名が含まれていること。

 

楽しいチームになりそうですね。頑張っていきましょう!

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008.09.17

産業大学講座:デザイン支援システムの操作技術について

080917_1422

山中漆器産業技術研究センターにおいて、

石川県産業大学講座:「デザイン支援システムの操作技術について(山中)

が開催されました。

工業試験場で開発した「デザイン支援システム」のソフトを自ら操作する機会を持てたので、有意義な時間になりました。

このソフト、いろいろな機能をいじっているだけで面白いです。結構、使いでがあるのではと感じました。商売につながるかどうかはいじってみて、ご自身で考えていただければと思います。

ちなみに、このソフトの基礎技術には、本学の中森研究室、宮田研究室の研究成果が活用されています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.16

ギフトショー出展反省会

080916_1830

成果報告会として出展したギフトショーに出品し、アテンド演習に参加した受講生のみなさんに集まっていただき、反省会をしました。

今回のコースの運営は大変難しかったというのが実感です。この反省会でいただいた意見は、そういう状況がストレートに映し出されたものだと認識しています。

みなさんからいただいた意見を次期の教育プログラムの設計に活かしていきたいと思います。

反省会のあとは、みなさんで懇親会をしました。アルコールなしの軽食でしたが、山谷さんの受賞をお祝いし、いろいろなことを話すことができて楽しかったです。

帰りしな、呉藤さんからギフトショー経由ではないけど、今回出品したnekiが全部売れたとお聞きし、大変嬉しかったです confident

商品開発実践プロジェクトの参加者のみなさん、お疲れさまでした。ご多忙のなか、ご尽力くださり、ありがとうございました。

またの機会にニコニコしながら「こんなもの、つくってみたんだけど」って、お会いできることを楽しみにしています。

事務局にはいつでもお寄りください。お待ちしています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.11

伝統工芸MOTコース2期生募集!

すでに関係各機関にご案内していますが、現在、今秋開講する伝統工芸MOTコースの第2期生を募集しています。

応募の締め切りは明日12日(金)です。詳細はこちらをご覧ください。

金沢サテライトキャンパス、能美市寺井地区での説明会が順次終了し、本日は山中温泉地区で説明会を開催します。

定員は20名です。応募者の数が段々定員に近づいてきました。受講者の決定は先着順ではありません。ご不明の点は事務局まで遠慮なくお問い合わせください。

実際に事務局まで足を運ばれた職人さんもおられます。思わず、お仕事のお話を伺うことができて、楽しいひと時となりました。

今年度のクラスは昨年度と同様に多様な業種で構成されることになりそうです。開講が楽しみです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.09.09

山谷さんの受賞が北國新聞で紹介されました

080909_2000本日の9月9日付の北國新聞朝刊21面で山谷さんの洗面台の受賞が紹介されました。

使って楽しい物を形に

山谷さん、かっこいいです happy02

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.07

大下香仙工房さん、ホームページ・リニューアル

Koukoubou080907_2

KOUkoubouでお馴染みの漆工芸 大下香仙工房さんのホームページがリニューアルされました。

若き蒔絵師・大下香征さんのグラフィックと伝統的な蒔絵技術を融合させ、新しい世界観を提示する Nature Series の紹介ページがむちゃくちゃかわいいです!

一度ご覧ください。カーソルを動物たちの位置に持っていくと、鳴き声を出します。

漆工芸 大下香仙工房 http://koukoubou.blog105.fc2.com/  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.06

「ひびきあう 越の国のものづくり」

080906_1130

北青山のRinで開催されている「ひびきあう 越の国のものづくり 風土×技術×伝統×文化=心地よい暮らしの食卓」を見学しに行きました。

おいしいキッチンを推進していらっしゃる二口誠一郎さんが進める新たなプロジェクトです。

二口さんには今年の伝統工芸MOTコースで講師をお願いしています。

二口さんのお声掛けで集まったものづくり企業の中には、石川ではお馴染みの名前があり、自分自身よい環境に恵まれて生活をしているのだと実感しました。

講師を務めていただいた桐本泰一さん(輪島キリモト)、受講者の関係では大下香仙工房の大下香征さんやあめつちの中川豪・美保夫妻の商品が展示されていました。

大下さんと会場でばったり出会い、いろいろと話しましたが、展示方法なども大変勉強になりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.05

ギフトショー最終日

080905_0945

ギフトショーもとうとう最終日です。

今日は、昨日に引き続き、九谷百万石の吉田正一さん、今日から九谷焼作家の東早苗さん、守田漆器の守田貴仁さんにアテンドをお願いしました。

16時に終了、搬送のための梱包をして撤収しました。

参加者のみなさん、おつかれさまでした。

今回のギフトショー出展で得たものを糧に、一歩一歩前に進んでいきましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.04

山谷尚敏さん、ギフトショーで準大賞受賞!

Urushi_ball

第66回東京インターナショナル・ギフトショーの3日目。今日もたくさんの来場者がありました。昨日に引き続き大下香征さん、今日から沈金師の芝山佳範さん、九谷百万石の吉田正一さんにアテンドをしていただきました。

また、今日は各種コンテストの結果発表がありました。

わたしたちのブース・伝統工芸イノベータからは、4つのコンテストに6つの商品を出品しています。

そのなかで「暮らしを飾る+αインテリアコンテスト」に出品した山谷尚敏さん(山谷漆工房・加賀市)の「木製漆塗り洗面台」が見事準大賞を受賞しました。おめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。

ちなみにこの洗面ボールの木地はたにてる工芸さんで挽いています。

石川のものづくり職人の仕事が評価される結果となり、大変よかったと思います。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.09.03

ギフトショー2日目

080903_1500

2日目は、朝日電機製作所の砂崎さん、大下香仙工房の大下香征さんにアテンドをしていただきました。

お二人の商品は注目度が高く、説明する機会が多いのです。ほかの商品も説明していただき、大変助かりました。

今日も多くの方々にご来場をいただきました。

日頃お会いしたかった県内の伝統工芸関係者の皆様にもご来場いただき、お話をすることができました。夕方には主催しているビジネスガイド社の芳賀久枝社長もお越しくださり、ご挨拶ができて、忙しくも大変有意義な一日でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.02

ギフトショー初日

080902_1000

とうとう初日が幕を開けました。

成果報告会とともに、プロのバイヤー相手に説明する場です。実戦でのOJTといってもよいでしょう。

工房GOSUの呉藤さん、木地師の山田さんにアテンドをお願いしました。こだわりあるものづくりを進めるお二人の目に、モノと情報が氾濫するこの会場がどのように映ったのでしょうか。

今日は通販、小売店、百貨店のバイヤーの方々にご来場をいただきました。きっちりフォローし、次のステップにつなげていきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.09.01

ギフトショー前日

080901_1041

開幕の前日です。

先週27日(水)に搬出した商品が搬入されるので、一度、陳列してみます。

また、各種コンテストに出品する商品を会場まで持っていきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »